【人生の目的】「人生の短さについて」セネカが語る人生とは何か? 書籍紹介No.2

人生の短さについて本棚
人生の短さについて

この記事の内容:セネカが考える人生についての思索のまとめ。人生の短さについて、心の平静について、幸福な人生について、の3編をまとめた一冊。

この記事は本を紹介するための記事です。この記事に書いてあることは本に書いてあることのほんの一部にすぎません。ぜひご自分で読んでみてください!

こんにちは!ヒトメです。

そこで今回手に取ったのはセネカの「人生の短さについて」という本です。

なんとも直球なタイトル。

セネカはいかにして人生を語っているのでしょうか。。。

人生の短さについて

生を短くしているのは、自分である。

contemplative black man standing against window painted in lgbt colors
Photo by Anete Lusina on Pexels.com

まずこの本を読むにあたって最初に重要なこと。

われわれは短い人生を受けているのではなく、われわれがそれを短くしているのである。

「人生について」 セネカ著 岩波文庫 P10

セネカの言葉に触れると、自分は時間をあまりにも浪費していたのだと痛感します。

さらにセネカは、「われらが生きる人生は束の間なるぞ。(引用元不詳)」という言葉に、「つまりその他の期間はすべて人生ではなくて時間にすぎない」、と述べています。

考えてみると、自分も人生と呼べる瞬間を経験したのはごく僅かな時間だったのかなあと考えます。

時間を大切にする、それが次にセネカが述べていることです。

諸君は永久に生きられるかのように生きている。諸君の弱さが諸君の念頭に浮かぶことは決してない。すでにどれほどの時間が過ぎ去っているかに諸君は注意しない。充ち溢れる湯水でも使うように諸君は時間を消費している。ところがその間に、諸君が誰かか何かに与えている一日は、諸君の最後の日になるかもしれないのだ。

「人生について」 セネカ著 岩波文庫 P15

ずばり考えてみれば誰にでもわかるような気づきをセネカは約2000年もの月日を超えて私たちに与えてくれています。

そしてセネカは次のようにも言っています。

生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。

「人生について」 セネカ著 岩波文庫 P22

時間とともに我々に平等に与えられているもの、それは「死」の存在であり、そしてそれを生涯をかけて学ぶべきだとセネカは述べています。

よく死ぬということ

TIME/タイム - 作品 - Yahoo!映画
https://iwiz-movies.c.yimg.jp/c/movies/pict/p/p/58/8c/156413_01.jpg

少し話が逸れますが、「Time」という映画をご存じでしょうか。

「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督が手掛けたSFアクションサスペンスなのですが、この作品の中で重要なポイントなのが、「人々が自分の時間を”所有”している」ということです。

この作品の世界では人は25歳までしか成長できず、残りの死までの時間は腕に装着されたリストバンドに表示されます。

さらに時間が通貨の役割も果たし、労働の報酬として生きる時間を得られ、そしてその時間を使って物を買うという世界。時間を他者に与えることも可能です。

つまり、この世界においての富裕者とは、「莫大な時間」を手にした人々ということになります。

しかし、物語の中でこの世界でのある富裕者が貧困層として暮らす主人公に100年もの時間を与えることになります。

その理由とは、「死にたかったから」でした。

セネカがいう通り、人生においては結局「死」というゴールにたどり着かなければいけないものなのかもしれませんね。

「よく生きる」より「よく死ぬ」という考え方をセネカは強調しています。

そしてその「死」は未来の人に伝わり、知識として彼らの「時間」に付加されていきます。

セネカの言葉もいま、時間を超えて我々の時間に付加されました。

我々も、私たちの未来の子供たちのためにも今ある時間を大事にしていかなければいけませんね。。。

心の平静について

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Photo by James Wheeler on Pexels.com

いくつかの心の障害、あるものは間をおいて戻ってくる。

いつまでも無くならない不安は誰にでもあります。

セネカはこれを重い病気が治ったのにも関わらず、

自分をいまだに病者と考えている人に似ていると言っています。

つまり彼によるとこの人たちは、

体が十分に健康でないのではなくて、十分に健康に慣れていない

というわけです。

結局は自分を信じるものに心の平静がある、このようにセネカは考えました。

我々が第一に吟味すべきは自分自身である。

まずは自分のことを吟味すること。

そして大切なのは、自分の性質を正しく検討することです。

私もこの本を読んで痛感したのですが、

自分は自分を実力以上に買いかぶっています。

自分を良く見せたい、自分はできる!

もちろんそういった心意気は大事だと思いますが、

それが結果に繋がるかは別問題です。

そして、自分を検討し終えたあとは、

自分が取り掛かる仕事の内容を正しく検討すべきだとセネカは言っています。

友情と財産

人選びは人生において重要です。

彼らは私たちの生活の一部に値する人間なのか。

人間関係は良好でいたいものですが、

ときには自分を優先して人間を選ばなければいけません。

そして、心に喜びを与えてくれるのは、真実な楽しい友情以上にはありえません。

またセネカは、

財産は人間の苦難をもたらす最大の原因である

と言っています。

というのも、いくら多く財産を手にしたところで、

財産を失くしてしまうリスクはいつも付きまとっているからです。

それならば、財産は多く持たないほうがいいんじゃないか?

というセネカの考えなんですね。

幸福な人生について

boy in pink crew neck top with paints on his hands and face
Photo by Sharon McCutcheon on Pexels.com

われわれの努力すべき目標は何か?

これすなわち、

善を求めることです。

セネカはここで、「言葉を変えて表現する」というテクニックを紹介しています。

つまり、

善とは何かをさまざまな言葉で表現することによって、

善いものの見方を変えて考えよ!

ということだと思います。

幸福な人

幸福の人というのは、

理性のおかげで欲も恐れもないひと

とも言えるとセネカは言います。

快楽にしても、快楽にふけってしまって自分の身を亡ぼすのではなく、

快楽もまた自分のしもべとして生活できるもの

真に幸福な人なのでしょう。

まとめ

正直セネカが言っていることは、現代の人々にとっては日常で言われ続けた言葉にすぎません。

しかし、問題はこの言葉たちをどのように我々が受け止めるかであり、

生活に実践できるのか、ということです。

言葉には力が宿りますが、

その力を生かすも殺すも私たち次第だといえます。

ざっくりと私が本書を読んで感想をまとめて思ったことは、

やはり他の自己啓発本や哲学書も同じことを言っているなと感じたことです。

私のブログでは「7つの習慣」、「嫌われる勇気」、「方法序説」などの本をオススメしています。

そちらもぜひご覧になってみてください!

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