【論理】「論理で人をだます法」このタイトルを聞いたとき、あなたはもう騙されています。書籍紹介No.6

論理で人をだます法ぼかし本棚

この記事の内容:「論理で人をだます法」で紹介されている13の人間の論理的思考の傾向

この記事は本を紹介するための記事です。この記事に書いてあることは本に書いてあることのほんの一部にすぎません。ぜひご自分で読んでみてください!

はじめに

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まず、「あなたはもう騙されてます」とタイトルで言った説明から。

この本は論理で人を騙すための”方法”の本ではなく、

あくまでも「論理で人を騙してしまう規則(法)をまとめた本」ということです。

この本を買ったときはたしか高校生で、

僕も最初はこのタイトルを見てそう勘違いしてしまいました。

な、なんじゃこりゃ!?と。

実はこれに気付いたのはドイツに来てから。

ドイツにはさまざまな本を持ってきたのですが、

この本もその中の一冊でした。

論理の規則がまとめられていて面白いし、どこかで使えるかなあ、

と思い持ってきたのですが、個人的にいい判断だった!(笑)

もう一度読み直すと、新たな発見もありました。

本書では具体的に155個の論理の誤りの例、そして論証の考え方の基本が載っています。

物事を考えるにあたって絶対必須な一冊だと感じました。

この記事ではその155個を詳しく解説することは不可能なので、

おおまかに13個に分けて説明します。

全然有名ではありませんが、めちゃくちゃおすすめなので、

興味のある方は購入してみてください!

論理的思考における、人が持つ13個の傾向

1.自分の「信じたい」ことを信じる

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人は主観的な生き物です。

最終的な判断はどのような場合であれ、自分で受け入れたものになります。

そしてその判断は、

自分の価値観によって作られます。

その価値観が違えば、

論理も破綻してしまうときがあるでしょう。

たとえば、

血液型診断。

科学的に根拠がないとわかっているのにも関わらず、

血液型にこだわる人が多いのは、

血液型を信じたいと思う人の集団心理の表れでしょう。

2.自分の偏見や経験を、いろんなことに当てはめる

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「自分はうまくいった。だから君も大丈夫!」

なんていう言葉は論理が破綻している言葉の代表例だと思います。

どうしてあなたがうまくいっただけで、私もうまくいくと保証できるのですか?

と首をかしげるでしょう。

でも、それを言うのが人間。

人間は基本的に感情的な生き物でもあります。

だからこういう風なことをいう人は「感情的になっている」と分析しなくてはいけません。

3.たった1回の出来事を一般化する。

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1回成功したから、もう1回いけるかも!

ギャンブルの常とう手段ですね。

ギャンブルというのは実に人間の心理に訴えかけてくるゲームです。

僕は個人的に中学生のときにギャンブルにハマりました。

まあ、ギャンブルといってもゲームセンターのメダルゲームなんですけどね(笑)

そのゲームセンターには競馬のゲームがあって、

毎週友達と通っていたものです。

前のラウンドで大量のメダルを持っていた僕でしたが、

「もう1回!」

の一言で全メダルが一瞬にして無くなってしまったのを覚えています。

高校以降はゲームセンターに通うことは無くなりましたが、

子供ながらにそのギャンブルの恐ろしさを学べたのはとても良い経験でした。

たった1回の出来事を一般化するという特性を理解する良い経験だったと思います。

4.問題を分析している途中で感情的になり、自分の個人的な感情を、客観性より重視する。

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論理において、感情は切っても切り離せない重要な「エラー」だと思います。

これはどうしようもできない。

繰り返しますが、

人は主体的で、感情的な生き物だからです。

募金を呼び掛ける広告も同じように、

わたしたちに感情的な訴えをしています。

次のような募金の広告があったとしましょう。

「あなたのジュースを買う150円が、アフリカの貧しい150人の子供を救う!」

まず、この広告を見ると、なんとなく自分がジュースを買っていることに罪悪感を持ちます。

ジュースを買うことの価値<アフリカの子供の命

という図式になるからです。

そして、150円は取るに足らない金額。

それなら募金したほうがいいかな。。。?

と、どんな人でも考えるはずです。

結局募金をする人は少ないと思いますが(笑)

でも、そうやって考えて募金する人も確実にいるんです。

5.人の話を聞くのが下手。話の一部しか耳に入らない。自分の聞きたい部分だけ聞いている。

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まず、話し手と聞き手の価値観の違いをちゃんと理解していないと、

良い会話にはなりません。

まあ、こう考えると、

十分な会話なんてないのかもしれませんね。

いつも会話は不十分に行われる、

そう考えると、

もっと人の話を聞かなくちゃ、と個人的に思います。

6.後付けで理由をつけて正当化したがる。

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人はいつも正しくあろうとします。

なぜなら、そうじゃないと周囲の人たちに認められないからです。

しかし、これは無意識的にであって、

今、この瞬間からその意識を変えることはできます。

詳しくは「嫌われる勇気」の記事をご覧ください。

論理において自己の無価値な正当化はエラーと見なされますが、

生きることにおいては素晴らしいことだと思います。

自己肯定感がいつも大事!

7.関係あることと関係ないことを区別できない。

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人は論理だてようとして、関係あることと無いことをごちゃまぜにしてしまいます。

これも感情のせいですね(笑)

僕が思うに、

論理的思考をするときにはいつも自分と敵がいます。

自分というのは、いま考えている自分のこと。

敵というのは、「正しい答えを見つけなければいけない」という感情のこと。

そんな敵を相手にしていると、どうしても勝ちたくなってしまうのが人間です。

そのとき、

どんな手段を使っても相手に勝ちたい

と思うようになります。

8.目の前の問題から、すぐに注意がそれてしまう。

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これもしょうがない!(笑)

自分で意識的に遮断しないと、

情報というのは常に我々の目の前に現れます。

インターネットなんてまさにダメですよね。

人は自分に興味のあることしかしません。

しかしインターネットは

自分が考える以上の興味を煽ってきます。

それもほとんどは、

お金のため。

ネットにおける最小の支出は、クリックすることだと言えますが、

そのクリックをさせるためにいったいどれだけの人とお金が動いているのでしょう。

。。。話がそれましたね。

いままさに僕が注意をそらしてしまいました(笑)

9.ある問題のもたらす結果を、十分に検討しようとしない。

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物事は多面的な意味を持っています。

つまり、

いろんな意味があるってことです。

一杯のコーヒーがカフェで売られています。

このコーヒーは

カフェにとっては商品であり、

お客からすると消費するもの。

さらに深く考えると

休憩中のOLからすれば、同僚とカフェでおしゃべりをするために買うもの

コーヒー豆の生産者からすれば、我が子のようなもの

コーヒーを全く飲まない人にとっては無価値なもの

と、その価値はもちろんその人によって決まるわけです。

でも、他の人の価値ことを我々は考えられません。

結果(価値)は一つであると思い込んでしまうんですね。

10.外見で判断しがち。見たものを誤解し、判断をひどくまちがえる。

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人を外見で判断するな!

とはよく言いますが、外見ほどその内面を表しているものはないと思います。

しかし、誤った分析をすれば、間違った解釈をしてしまう。

これがだめだと言っているんですね。

「人を外見で判断するな!」の正しい意味は、

「人を適切に外見(行動や結果も含む)から判断しろ!」

だと思います。

11.そもそも、自分が何の話をしているのかわかっていない。

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言い換えれば、

自分が話すたびに、その話す目標が変わっている

ということだと思います。

目的に一貫性がないと話にまとまりがつくわけありません。

でも、人は自分が話したくない状況でも話さなければいけないときがあります。

そんなときに自分の目標を見失う。

なんともまあ、難しいものです。

12.一貫した基準で行動することはほとんどない。根拠をきちんと検討してから結論を出すこともまずない。

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ネガティブに表現されていますが、

捉え方を変えれば良い特性だと思います。

というのも、

基準(価値観)がよい意味で変化すればですが。

僕たちは自分の条件に合う証拠を求めがちです。あわない証拠は必死で無視する。

そして、そこからまた新たな価値観が生まれる。

自分の行動を他人から一貫性があると思わせるのは難しいことだと思います。

だって人間だから(笑)

13.言った通りのことを考えていないし、考えた通りのことを言わない

working in a group
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ある会社の上司と部下の会話

「これ、やっておいてくれ」

「あっ、はい、わかりました!」

1時間後

「あれ片付いたか?」

「いえ、実はまだやってません。。。」

「なんだと!なんでやってないんだ!やっておけといっただろう!」

「すみません。。。」

この場合部下は、最初の上司との会話を「反応」として処理しています。

仕事を受け入れたから返答したのではなく、ただ「反射的」に返答したにすぎません。

こういうことは人間の社会的生活においては日常茶飯事です。

まとめ

人間の特性13個をまとめましたが、あえてこれらもまとめるとするなら、

人間とは
  • 主体的である
  • 感情的である
  • 短絡的である

と、本書から言えると思います。

じつは、僕がこの記事で紹介したのは、

この本の5%くらいです。

この本の素晴らしさはあくまでも155個の例と論証についてのわかりやすい説明です。

ぜひご自分でこの本を手にして読んでみてください。

ユーモアとブラックジョークたっぷりで面白いこと間違いなしです(笑)

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